コラム

AI画像を「ホームページの背景」にしたら、スマホで顔が半分切れる罠

「Geminiで自社のWebサイト(ホームページ)のトップ画面にぴったりの、オシャレな横長の画像ができた!」 「この画像をメインビジュアルの背景に設定しよう!」

企業のWebサイトやランディングページ(LP)において、AIで生成したオリジナル画像をメインビジュアル(ヒーローヘッダー)として使用するケースが急増しています。

パソコンの大きな画面で見た時は「めちゃくちゃカッコいい!」と感動するのですが、いざ手元のスマートフォンで同じWebサイトを開いてみると、「一番見せたい人物の顔が半分切れている」「商品が見切れていて何の写真か分からない」という悲しい現象が起きていませんか?

今回は、AI画像をWebサイトの背景に使用する際に必ず直面する「スマホとPCの画面比率の違い(レスポンシブ)」の問題と、プロが行う画像調整テクニックについて解説します。

パソコンは「横長」、スマホは「縦長」

AI画像を「ホームページの背景」にしたら、スマホで顔が半分切れる罠

原因は非常にシンプルです。 パソコンのモニターは「横長(16:9など)」ですが、スマートフォンの画面は「縦長(9:16など)」です。

現代のWebサイトは、見る端末の画面サイズに合わせてレイアウトが自動で変化する「レスポンシブデザイン」が主流です。
背景に設定された画像は、スマホの「縦長の窓」を埋めるために、画像の左右を強制的にトリミング(切り落とし)して、中央部分だけを拡大して表示しようとします。

もしAIが、画像の「左端」に人物を、「右端」に商品を配置した構図で画像を生成していた場合、スマホで見た瞬間にそれらは画面外に消え去り、ただの「無人の背景」だけが表示されてしまうのです。

AIは「トリミングされる前提」で絵を描けない

プロのカメラマンがWeb用の写真を撮影する際や、デザイナーが画像を制作する際は、常に「スマホで左右が切り落とされても、PCで上下が切り落とされても、絶対にメインの被写体が残る安全地帯(セーフエリア)」を計算して構図を決定します。

しかし、画像生成AIは「1枚の絵としての完成度」しか考えていないため、画面の端ギリギリに重要な要素を配置してしまいます。 そのままWebサイトに組み込むと、デバイス(端末)が変わるたびに見栄えが崩れてしまうという、非常に扱いづらい素材になってしまうのです。

プロの技術:「生成拡張」で安全地帯を作り出す

この「スマホで見切れる問題」を解決し、どんな画面サイズでも美しく表示されるようにするには、プロフェッショナルによる画像の再構築(レタッチ)が必要です。

私たちデザイナーは、Photoshopの最新技術などを駆使して、以下のような加工を行います。

1. 「生成拡張」で背景を継ぎ足す

人物や商品が画像の端にある場合、その外側に「何もない背景(余白)」をAI技術で自然に継ぎ足し(生成拡張)ます。 これにより、被写体を「画像の中心付近(セーフエリア)」へと移動させることができ、スマホで左右が切り落とされてもメインの要素が画面に残るようになります。

2. トリミングシミュレーションと微調整

実際に「PC用の横長比率」と「スマホ用の縦長比率」の枠を当てはめ、どのデバイスで見ても「魅せたい部分」が綺麗に収まるかを検証しながら、画像のサイズや構図をミリ単位でレタッチ・最適化します。

3. 文字を乗せるための「明度調整」

Webのメイン画像の上には、大抵の場合「キャッチコピー(文字)」が乗ります。 文字が読みやすくなるように、背景画像の明るさを少し落としたり、邪魔な装飾を消去したりといった、UI/UXを考慮した補正を行います。

Web用画像の「最適化」もプロにお任せ!

Webサイトのトップ画像は、訪問者が最初に目にする「企業の顔」です。スマホで見た時に画像が不自然に切れていると、サイト全体の信頼感が損なわれてしまいます。

「AIでいい感じのWeb用画像ができたけど、スマホで見ると切れてしまって上手く設定できない…」

そんな時は、AIデータ清書サービス「Seisho Ai」にご相談ください! プロのWebデザイナーが、お客様のAI画像を「PCでもスマホでも完璧に表示される、レスポンシブ対応のWeb素材」へと調整・拡張して納品いたします。お気軽にお問い合わせください。

   

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