AIイラストで「アクキー」や「Tシャツ」を作る時に必須の「白版データ」とは?
「Geminiで最高に可愛いキャラクターのイラストが完成した!」
「無料ツールで背景を透明にしたから、これでアクリルキーホルダーやオリジナルTシャツを作って販売しよう!」
個人のクリエイターから企業のノベルティ制作まで、AIイラストを使ったオリジナルグッズ制作が大流行しています。 しかし、背景を透明(PNG形式)にしたAI画像をグッズ制作会社に入稿すると、「白版(しろはん)データがありません」「カットパスを作成してください」とエラーで差し戻されてしまうケースが後を絶ちません。
今回は、AI画像をただ透過しただけでは作れない、特殊印刷グッズ(アクリル、布、クリアファイル等)に必須となる専門的なデータについて解説します。
透明な素材に印刷するときの「透け透け」問題

通常のコピー用紙などは紙自体が「真っ白」なので、プリンターはカラーインク(CMYK)だけを吹き付ければ、画像通りの色が出ます。
しかし、アクリル板や透明なクリアファイル、あるいは色のついたTシャツに印刷する場合はどうでしょうか。 カラーインクには「透明感」があるため、そのままアクリルに印刷すると、ステンドグラスのように色が透けてしまい、キャラクターがはっきりと見えなくなってしまいます。黒や濃い色のTシャツに印刷した場合も、生地の色に負けてイラストが沈んでしまいます。
解決策:裏側に「真っ白なインク」を敷き詰める(白版)
この透けを防止するために、グッズ印刷ではカラーインクを刷る前(または後)に、キャラクターのシルエットと同じ形に「真っ白なインク(ホワイトインク)」をベタ塗りします。 これを「白版(しろはん)」と呼びます。
この白版があるおかげで、透明なアクリル板の上でも、キャラクターの色がくっきりと鮮やかに発色するのです。
しかし、印刷機は「どこに白インクを塗ればいいか」を自動では判断してくれません。そのため、入稿データを作る人間が、「ここが白版の形です」という専用の設計図(白版データ)を黒のベタ塗りで作成して指定してあげる必要があります。 当然、AIの画像生成ツールではこの「白版データ」を出力することはできません。
型抜きするための設計図「カットパス」
もう一つ、アクキーやステッカーの制作で必須になるのが「カットパス」です。
これは、アクリル板やシール用紙を「どの形に切り抜くか(レーザーカッター等で切るか)」を指定するための、点と線で構成されたデータ(ベクターパス)です。 キャラクターの輪郭から「ちょうど2mm外側」をなめらかな曲線で囲み、さらにキーホルダーの「チェーンを通すための穴の形」も設計しなければなりません。
これも、画像ソフト(Illustrator等)を使って、人間の手でパスを引いて作成する必要があります。
グッズ用データ作成は、完全に「プロの領域」
お分かりの通り、AIイラストをオリジナルグッズにするためには、ただ背景を消すだけでなく、以下のような専門的なIllustratorでのデータ作成が不可欠です。
- カラーデータの作成(CMYK変換・高画質化)
- 白版データの作成(1ピクセルでもズレると、白インクがはみ出して格好悪くなります)
- カットパスの作成(滑らかな曲線と、穴の配置設計)
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